Ⅲ峰の朝焼け。5時出発、完全に辺りが見えるようになってからです。いきなり核心部ですから。
離山で技術的に一番難しいのはここです。ザイルピッチで30mくらい。
上部に岩が露出しているところがあって、2mくらいの処理がかなり厳しいです。
Ⅲ,Ⅱのコルは懸垂下降です。Ⅱ峰は西側、赤薙沢の支流ミツクチ沢側をトラバースしますが
出だしがやはり崩れていて、絶体絶命なので慎重にフィックスロープを張りました。
Ⅰ峰への登り、ここは石空川の北沢川を巻き気味にトラバースして行きます。
南から見たⅠ峰の全体像。ここの白ザレは面白い形の岩だらけ!
右が離山のはじまりで、左がこれから登る地蔵ヶ岳へ登る尾根のはじまり、正面はミツクチ沢
最低鞍部ー露岩ピークーオベリスク(地蔵ヶ岳)と進みます。ここは露岩ピークを過ぎたところ。
すごく気持ちのいい稜線です。露岩ピークとオベリスクの間は、夏でもトレースがあります。
とはいっても登山道ではないので、こうして雪があると登るのがとても楽になります。
残雪で水も確保できるし、離山のベストシーズンは残雪期です。今年は雪が多いです。
オベリスクの北側です。初登者はウォルターウエストン、こちら側から登ったとされています。
観音岳
普通の日なので小屋には誰もいませんでした。沢の水が流れていました。
下りついた西平はすっかり変わっていて、ダンプも入れる道が出来ていました。
御座石側の沢の工事の物資を運ぶための道のようです。
離山、荷物が背負えて、地図が読めて、幕営ができて、岩登りとアイスクライミングの技術がある、
山の総合力が試される山です。
いつでもリクエストいただければサポートさせていただきます!
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