武甲山に登るのは去年の6月以来です。2014年6月の武甲山
この日のテーマは ・武甲山登山 ・秩父の蕎麦 ・芝桜の羊山公園 かなり盛りだくさんでした。
快晴の空のもとR140号線を走り、雁坂トンネルを抜け、登山口の生川うぶがわ上流の一の鳥居にはきっかり2時間。狛犬ならぬ狛狼のお出迎えを受けて、表参道を登ります。
一の鳥居のところに、山頂までの道標となる丁目石の「壱丁目」があり、登っていくと順次数が増えて行っていい目安になります。山頂にある丁目石のナンバーが52丁目。
滝といっても可愛い流れです。18丁目の丁目石と可愛いお堂があります。山頂のトイレは5月1日にオープンだそうです。ちなみに武甲山の山開きのイベントがある日です。
花の名前はあまり自信がありません。いい機会なので、図鑑とネット検索を徹底的にやってみました!この時期の里山の花々は高山植物ではありません。そこを認識しないといけないと自覚しました。ものすごく乱暴に分類すると、標高1500m以下が「山地帯」、1500m~2500mが「亜高山帯」、2500以上が「高山帯」。もちろん緯度の変化によって、単純に標高では語れないものですが、本州の真ん中に住んでいる僕ですからそんな認識でいいと思います。大群落はありませんでしたが、今回であった花々をアップします。まずは、ヤブツバキ。
タチツボスミレ 日本の代表選手です。北海道から沖縄まで分布しています。
エイザンスミレ エイザンは比叡山です。日本の固有種。
ナガバノスミレサイシン
日本海側に分布するスミレサイシンに似ていて、葉が長いので「長葉(ながば)」です。「サイシン」の名は、スミレサイシンというスミレの葉がウマノスズクサ科のカンアオイの仲間に近縁のウスバサイシンの葉に似ていることから、というのが一般的です。
ラショウモンカズラ 、平安時代に渡辺綱(わたなべのつな)が、京都の羅生門で退治した鬼女の、切り落とされた腕になぞらえたものということだそうです。
ナガバノスミレサイシン、どアップ。
大杉の広場に来ました。屋久島の縄文杉をほうふつとさせる立派な杉が何本もあります。
穴が開いているのがわかりますか?石灰岩の山です。
「鍾乳洞ができる場所は石灰岩という岩石でできている場所に限られます。石灰岩とは,主に大昔の生物の殻など炭酸カルシウムが堆積してできた岩石のことです。海で堆積してできた石灰岩が地殻変動によって隆起してきた場所で鍾乳洞は形成されます。石灰岩は日本が国内で自給できる数少ない鉱物資源の一つです。主にセメントや生石灰・消石灰の材料に使われます。」京都市青少年科学センター
武甲山の北西には「橋立鍾乳洞」があります。
セメントの塊のような石灰岩。この色が特徴的です。
花に戻ります。 ミツバコンロンソウ 名前の通り三つ葉です。
コガネネコノメ ネコノメソウの仲間はたくさんです。こいつはおめでたい名前ですね。
カタクリ登場!
アズマイチゲ登場!
セントウソウ 名前の由来は、かの牧野富太郎も分からないと言っています。
へんな写真でごめんなさい!強調したいのは、石灰岩は濡れているととても滑るということです。去年は通り雨にやられました・・・石灰岩の上、濡れているととってもヤバいので注意してください!
秩父盆地 真ん中ぐらい、少しピンクがかっているのが、羊山公園。
麓から見る武甲山は、痛々しいくらい横に段々になっています。上から見えた作業現場。
花に戻ります。カタクリです。雪国のそれとは違いまばらに登場します。
一万分の一の確率と言われる、白いカタクリに出会いました!
ご一緒したみなさん異口同音に、一番美人のカタクリ!と言っていた株。
カラマツの芽吹き
フデリンドウ これはハルリンドウと間違えやすいそうですが、葉っぱが対に出ているからフデリンドウで間違いありません。
ミツバツチグリ ヘビイチゴと間違われることが多いとか。
シラジクボから一の鳥居に下りました。植林地の中を下ったのが有難かった。この日の気温は把握していませんが、やったら高くて暑かった!北海道でも30℃になったとか。日陰が有難かったっす。そこでの主役はヒトリシズカ。でも、一人で咲いていることはほぼなくて、いっぱいです。いつもいっぱい。山梨のやつよりも緑がかっていると思いました。
ぐる~とまわって5時間ぐらいです。
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