標高の高い山でいえば、白馬岳から針ノ木峠ぐらいまでを呼ぶ言い方として「後立山うしろたてやま、後立ごたて」と言うのがあります。富山県側からいえば立山の後ろの山といった意味合いでしょう。あくまで立山信仰が主役の言葉の使い方ですが、後立山の山々は本気の山です。
主稜線に上がるのに簡単な方法として、八方尾根か、遠見尾根だとスキー場のゴンドラやリフトを使って出発点が高いところから始めることが出来るというメリットがあります。八方だと1830m、遠見だと1670mが登山開始の標高。
遠見尾根のテレキャビン。6人乗りでぐるぐる回っているので、運航開始の時間を過ぎればいつでも乗れます。すごいシステムです!写真の稜線まで8分で運んでくれます。
ほんとにスキー場の雪がないバージョン!
さらに5分ほどリフトに乗って、天空の楽園に到着って感じです。
このエリアに通い慣れている人にとっては当たり前の景色なのでしょうが、すごい人工物にタジタジ・・・白馬連峰が素晴らしかったです。
地蔵の頭のケルン。ここからスタート。夏だったら長いアップダウンの遠見尾根の始まりです。
良いですね~、熊除けという意味だと思います。思いっきり叩いたら、びっくりするような音が出ました。
はじめは階段ベースの登山道。これはとても面白いことに、設置した人の感性が階段の登り易さに現れます。すごく足をあげなけらばならないセクションは、とてもつらい登りですし、楽に足があげられるセクションは、配慮を感じます。登りベースの感想です。
中遠見のケルン。悲しいことにこれは、遭難者の慰霊碑です。今を登っている人たちにはありがたいケルンになっているので感謝のケルンです。
大遠見を過ぎて出現した残雪です。ひんやりして有難かった冷たさ。
上部に痩せ尾根が出てきます。この注意喚起の文字が消えかかった看板が、危険地帯を知らせてくれます。ここから登りも下りも要注意です。
絶対的にこの鎖がないと登れないわけではありません。それでもありがたい鎖の設置です。三か所くらい白岳の登りで出てきます。
小屋と高さが同じになればもうちょっとの登りです。五竜山荘の高さです。白岳の登りって意外ときついです。
白岳の山頂から見た主稜線のトレール。唐松岳に延びるトレール。
とても大事な分岐の道標。
この険しい尾根上にある小屋はとてもありがたいです。五竜山荘。
この武田菱!甲斐の国から来た登山者は勇気づけられます。五竜岳と武田菱。
登頂編は次回。
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