僕の住んでいる山梨県韮崎市から、南アルプス南部の山々に登る登山基地~椹島さわらじま~までは5時間かかります。直線で結べば約40㎞、実際には約200㎞、国道52号線から新東名に入り安倍川を北上し富士見峠を越え井川を通過し畑薙ダムの駐車場まで4時間、そこでマイクロバスに乗り換え椹島到着です。本当に遠い登山口です。
悪沢岳はじまりというタイトルは、今月しばらくコイツと付き合わなければならないという意味です。
今年のバスチケット。毎年デザインが変わるそうです。今年は南アルプスの山々の紹介。
静岡駅前にも寄ったので、ちょっと遠回りをしましたが、8時のバスには間に合いました。
椹島から千枚小屋までの尾根は、ひたすら長い尾根です。基本、展望はありませんが、こんな場所もあります。
右から来るいちばん手前の尾根が、千枚岳から南に落ちる尾根。その奥にある尾根が、悪沢岳から南に落ちる尾根。奥に見えるのが大聖寺平。午後でピークはガスっちゃっています。
だいぶ登って、登山道の右下に見える~駒鳥池~
よく見たらトレースがついていたので、池のほとりまで下りてみました。苔!苔!苔!
暑い中、大汗かいて千枚小屋到着!こういうのはホッとします。本日の行動終了!ってことですから。確かめていないのですが、千枚小屋は到着順に寝る場所が決まるようです。食堂のある本館に眠れるのが、夜や朝、移動もなくて楽なのですが、別館をあてがわれると少し離れているので、食事にしてもトイレにしても移動が大変です。この小屋で快適に過ごすには早く到着するというのが必須です。
夕暮れ
夕焼けを期待しましたが、期待通りというわけにはいきませんでした。それでも、僕のホームともいえる白根南嶺の山々が目前に広がりました。そりゃそうです、いつもはあちらから、荒川三山、赤石岳、聖岳の展望が素晴っばらしい!なんてやっていますから。左から這松尾、生木割、笊ヶ岳、布引山・・・
青空と湧き上がる入道雲がいい感じでした。
翌朝です。
千枚小屋の進化は、本館に入ってすぐの土間に板が敷かれていたこと。その板の間は土足OK!すのこの上は素足で歩くかんじです。皆さんも僕らも朝食を食べて登山開始です。
千枚小屋から千枚岳へ。登っている途中で太陽が顔を出しました。結構苦しい登りです。
丸山を過ぎると見ることが出来るとても大きいカール地形。氷河の痕跡です。
北側の尾根筋を悪沢岳の山頂から見てみました。遥か遠いです。いちばん高いのは小河内岳。
悪沢岳山頂の様子。ここは日本で6番目に高いピークです。それだけですっごいと思ってしまいます。
もう主役は秋の花に推移していましたが、お花畑と言っていいくらいのボリュ-ウムです。
これは、千枚小屋周辺のお花畑。主役はマルバタケブキ。それはそれは見事です!
一泊二日の悪沢岳の山行。かなりハードです。最大の理由は、午後2時の椹島発のバスに間に合わないと、もう一日ここに泊まらなくてはならなくなるからです。ややこしい日本語ですんません!下山してホッとできる椹島の写真です。気持ちが辛いのは、ここからさらにマイクロバスに乗らないとならないからです。乗車時間1時間・・・
畑薙ダムの駐車場で解放されても、さらに4時間のドライブをこなさないと韮崎には帰れません。
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