笊ヶ岳の広河原へのアプローチが崩落していて使えないんじゃないか?というお話を聞きました。ネット検索すればいろいろ出てくるでしょうが、実際に現場に行って見て考えようと思いました。
富士川の川霧です。以前川霧のことを記事に書きました。こちら
県道37号南アルプス公園線から見える、布引山と笊ヶ岳、正確には小笊です。
老平に車を停めての林道歩き。こんなやさしい案内板がありました。(去年まではなかったです。)
30~40分くらいの林道歩きの最後、奥沢谷に下る道と笊ヶ岳方面との分岐があります。林道の分岐です。そこで間違えて奥沢谷に行ってしまう人がいるということでしょうか。
林道が終わって山道になり、古民家よこを通って、古い森林軌道跡の登山道です。
これは、左に下ると水力発電の取水口が奥沢谷にあるのですが、その施設に行く道。発電所の施設巡視の意味もあって、ここまでは整備された道です。さっきの写真にも、登山道わきには手すりもあってやさしい道ですが、ここからは違います。
去年は2回このルートを登りました。一度目は問題なく通過した橋も、2週間後には落石にやられていました。その時のブログ。今回同じ状態でしたが、トレースもしっかりしていて、梯子も虎ロープでしたが補強されていました。通過しやすくなっていました。
ここの通過が一番やばいです。
崩落現場に着きました。とりあえず写真パシャパシャ!
この長~いトラロープに対する批判もありましたが、仕方がないと思いました。精いっぱいの対処はしていると思いました。
真相は分かりませんが、去年は笊ヶ岳に5月と6月に登っています。その後なん月かはわかりませんが、夏の間に崩落した沢地形ということです。どうもややこしいことにその後、田中陽希さんのグレートトラバースがあって、笊へのルートは通れないとアナウンスしていた早川町が田中さんのために急遽整備したということのようです。
ヒトリシズカ、きれいでした。
分かりやすい写真は撮れませんでした。が、下の写真の地面が濃い色に変わっているのがステップです。登山靴のエッジで強く蹴り込めばステップが出来ます。加えて、傾斜が転落してしまうほど強くありません。
今までも上部からの土砂の堆積があった沢地形の場所です。水の流れはありませんでした。ところが去年の夏のある時、大量の降雨によって様子が変わってしまいました。伏流だった沢の流れが、今は表に出て完全な沢になっています。その水の流れの浸食ため崩落地形の半分は沢になっています。水の流れが復活したことによって、これからいくら整備してもいっつも崩れることになりそうです。でも、傾斜がありません。それが救いです。しっかりステップを切ることが出来れば問題なく通過できるでしょう。
この写真では、いかにも奥沢谷に転落してしまいそうに見えますが、何度も言いますが転倒しても止まる傾斜です。崩落地の通過が出来るパーティーなら問題ありません。
鮮やかなハシリドコロ。食べれませんけど。
帰りもこの場所が問題となるでしょう。ここが一番危険です。
タラの芽少々とワラビが今日の収穫。こんなに早く春の山菜を採ったのは初めてじゃないかな!?
老平駐車場。まさしく春爛漫でした!
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