2017年9月8日金曜日

白馬岳

九月の声を聴いて標高の高いところはどんどん気温が下がっています。標高約2400mの白馬大池山荘で氷りました。結構分厚い氷でした。


一番楽に白馬岳に登りたいというリクエストです。栂池から白馬大池山荘に登って、なかびで山頂に登り、白馬大池山荘に戻って翌日下山という山行です。なのでとっても大事ななかびの天候。やりました!天候不順のこの夏の天候ですが、特別に恵まれた天候でした。山荘から白馬岳に向けて登り始めて、あまりに美しい大池でした。


こんなに特別な景色に会うと他の山のことは考えられません。


稜線の東側に栂池自然園の全貌が見えました。


白馬大池と小蓮華岳の間にある船越ノ頭、稜線上のピークということになります。


長い稜線、目指す白馬岳が見えています。


登って来て振り返りました。白馬大池が見えています。遠くの山々は右から妙高山、火打山、焼山、一段下がって雨飾山。北信の山々が良く見えました。


小蓮華山。三角点と信仰の剣があるピークです。


この雲ばかりの写真、何がうれしいかと言えば富士山が見えたということ。中央左に八ヶ岳、その右にうっすらですが富士山が見えている写真なんです。


反対に眼をやれば雪倉岳と朝日岳。左奥には黒部川の日本海に注ぐ姿が見えています。


三国境の分岐。長野県と新潟県と富山県の境という場所です。


三国境からは山頂までは遠くないです。山頂に至る緩やかな斜面。


日本海方面に眼をやれば、なんだかすっごく空が主張してました。まるで僕はここだよ!と言っているみたいな空。


白馬岳山頂。


山頂に立てた喜びを共有して下山です。帰りも長いので慎重に行動です。こんな景色は山座同定が忙しくてとても楽しいひと時です。


目を凝らしてみて驚いたのは、黒部の黒四ダムのダム湖が見えたこと。黒部湖でしたっけ?下の写真の左の端に湖面が見えています。そういえば黒四ダムから白馬岳は見えてました。


尖った山頂が剣岳です。そこから北に延びる北方稜線がはっきり確認できました。


とっても北アルプス的な景色。白馬岳から下山途中で見える小蓮華岳。


稜線上に白馬大池火山の痕跡がありました。この溶岩、この場所だけ露出してました。


戻った白馬大池、ガスがかかるというのは仕方ないです。


3日目の翌朝は雨。完全装備で白馬大池山荘を出発。大岩がゴロゴロの登山道で無残な姿のクロサンショウウオに出会いました。登山者に踏まれてしまったのでしょう。


その先で出会った雷鳥の雄。自然は弱肉強食、自然のことを考えれば人間が一番ダメージを与える存在です。申し訳ないです。


乗鞍岳のケルン。


雨が降るとすべての場所が水であふれます。


白馬大池から栂池自然園までハードな登山道をこなしてやっと見えた終わり。4時間もかかってしまいました。


閑散としたロープウェーで下山しました。


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