続きです。奥穂高岳にどうしても登りたいというリクエスト。天気も見ながらじっくり慎重に奥穂高岳の山頂まで来ました。まだ時間はたっぷりあったのでチョイスした下山ルートは吊尾根から重太郎新道で下山としました。写真は奥穂高岳山頂とジャンダルムです。
吊尾根は奥穂高岳と前穂高岳をつないでいる尾根です。遠くから見るとゆる~くなだらかに見える尾根です。穂高岳では人気のルートです。涸沢カールがよく見えています。
奥穂から割とすぐにある道標。奥穂方面、前穂方面を指し示していますが、柱の真ん中に「南稜の頭」と書いてあります。吊尾根の上の小さなピークの呼び名です。
奥穂南稜を見下ろしました。登山史の中ですが、奥穂高岳を最初に登ったのはウォルター・ウエストンと上条嘉門次といわれています。その時のルートが南稜といわれています。今でも多くの人に登られている南稜ですが、一般登山道ではありません。南稜を登るにはロープが必要で、岩登りの技術がないと取り付けません。大正元年(1912年)8月に登られたそうです。いまいちの天気の中、一瞬山頂が見えてそこに登った時の嘉門次の言葉が有名です。「出来ました!出来ました!」と叫んだそうです。
吊尾根で一番長い鎖場。傾斜がないので難しくはありません。
結構長い吊尾根です。前穂高岳がどっしり。
最低鞍部あたりから見た前穂北尾根。奥は蝶ヶ岳です。
基本、尾根の岳沢側のトラバースの道。
紀美子平からは重太郎新道の激下りです。いきなりのいやらしい鎖場。
小屋の消灯時間のちょっと前に岳沢小屋に到着。晴れたのでめいっぱい以上に行動してしまった日。
翌朝は上高地に下るだけなのでのんびりしたもんでした。
朝の乗鞍岳と焼岳。岳沢小屋からです。
西穂高岳の稜線。
したが梓川。上高地があります。六百山が立派。
ゴゼンタチバナの実が鮮やかでした。
河童橋に戻って見上げる吊尾根です。いちばん奥の稜線です。
大正池と穂高連峰。吊尾根がど真ん中です。
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