2015年1月12日月曜日

地図読み講習

登山の装備の中に必ず入っている地図とコンパス。
ただ持っているだけでは無用の長物、そこから情報を得るためには「読図技術」が必要です。読図習得の近道は、やぶ山三ちゃんの地図読み講習です。実際の山で地形図と地形を見て、現在地の確認や先読み、ふり返りをします。

地図読みはあまり興味はないけど、体力維持のため山に登りたいという方も歓迎します。淵ヶ沢山、岩堂峠、大平山、たいら山、苗敷山という山々、山梨百名山ではないので御存じの方も少ないと思います。標高約1000m前後の山々です。部分的に登山道が整備されている山もありますが、基本的には地形図と実際の地形を見て、進むべき方向を自分で決めていくというトレーニングという位置づけです。そんなトレーニングが読図のスキルを大幅にアップさせて、道迷いなどしない登山者になるという狙いです。地形を見てオリジナルのラインで山と向き合えるということも期待できます。

基本の装備:ザック、登山靴、雨具、ヘッドランプ、帽子、手袋、防寒着、テルモス、昼飯、行動食、非常食、25,000地形図、ベースプレートコンパス、軽アイゼン

 参加費   : ¥7,000

三角点

◇ 淵ヶ沢山 1076m

・日時集合 : 平成27年2月6日(金)  午前9時  韮崎市民交流センターNICORI二コリ

・ルート   : 午前中は二コリにて机上講習をします。 

         地図読みの基本、磁北線と地形図の折り方
         登山地図と地形図、地形図の種類と等高線
         等高線から見る地形 ピーク(山頂)、尾根、コル(峠)、沢(谷)
         地形図とコンパス          
         などの内容です。

         午後は北杜市武川宮脇地区に移動。地図読みスタートです。

         標高差約500m  距離約6km  行動時間5時間予定

・地形図  : 「長坂上条」

         ー-----------------------------
                                           

◇ たいら山  931m

・日時集合 : 2月11日(水) 午前8時  道の駅とよとみ

・ルート   : たいら山は中央市が市内の標高最高地点ということでネーミングした山です。
浅利川の支流、仲川の上流を登ります。途中の尾根は千本桜という桜の名所のようです。仲川の右岸の尾根を登って御坂の北の主稜線に出て、反対側の芦川の古刹を探検するというのがハイライトです。そのお寺の名前は「毘沙門堂」出典は三珠町の町誌です。主稜線が約900m、そこから南に約200m下って、地形図に書かれているお寺の記号。標高約700m周辺、そこが毘沙門堂です。帰りは主稜線に登り返して、仲川の左岸の尾根を地図読みです。地形図を読むというリアル体験になると思います!

標高差約600m  距離約8km  行動時間8時間予定

・地形図  : 「市川大門」


         ------------------------------


◇ 大平山   1117m

・日時集合 : 2月28日(土) 午前8時  韮崎市役所

・ルート   : 典型的な里山です。昔の仕事道が地形図に落とされています。途中にはいくつもの馬頭観音があります。昔の人と山とのつながりがよくわかるルートです。そんな里山ですが、地形図を読めないとわけのわからない世界です。地図を読むということが骨の髄までわかるルートです!

標高差約600m  距離約8km  行動時間8時間予定

地形図  :  「韮崎」


        ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


◇ 岩堂峠   1205m

・日時集合 : 3月14日(土)  集合時間午前8時  武田神社

・ルート   : 武田神社の北、積翠寺に移動します。相川の上流、東沢川を東に林道、登山道を登って深草観音を目指します。別名、岩堂観音いわどうかんのん、高さ15mくらいの鉄梯子を登ると洞窟が掘られていて、その中に御本尊が祭られています。それが深草観音です。深草観音からすぐで岩堂峠。ここから主稜線まで読図です。かなりまれな地形なので、ここを地形図と実際の地形が読み取れると実力アップです!狭い範囲ですが、標高差約300mの間を行ったり来たりします。

標高差約700m  距離約9km  行動時間8時間予定


地形図 : 「甲府市北部」


         ---------------------------------


◇ 苗敷山   1037m

日時集合 : 3月28日(土) 集合時間午前8時  韮崎市役所

ルート   : 韮崎市旭町の竹ノ内集落(標高約400m)の里宮からスタート。山頂の穂見神社の参道をたどります。昔は町目石も整っていた参道だったようですが、今は荒れています。13丁目に当たるところには江戸時代に建立された石の鳥居もあります。山頂直下に立つ奥宮の穂見神社は起源が平安時代。稲作の神様です。今の社殿は元文元年(1736年)に再建されたもので、昭和28年に改築されているそうです。地形図を見ながら現在位置を確認して、苗敷山の北の旭山という三角点にトレースを付けて、東に方向転換しながら里に下るというオリジナルのルートです。

標高差約600m  距離約7km  行動時間8時間予定

地形図 : 「韮崎」



0 件のコメント:

コメントを投稿