長野県大鹿村の山に行きました。塩見岳や赤石岳の登山口となる村です。入山した小渋川のことがとっても気になってちょっとだけ調べてみました。写真は早朝の美和ダムです。川は三峰川、源流は仙丈ヶ岳。
杖突街道と秋葉街道を縦貫して走る国道152号線の直線をひたすら南下します。分杭峠を越えてやっと大鹿村に入ります。天竜川の支流三峰川が、分杭峠を越えるとやはり天竜川の支流小渋川の流れとなります。厳密にいうと小渋川の支流鹿塩川なんですけどね。
初めて気づいたウェストンの碑。どこでも地域おこしに一生懸命ということなんだと思いました。日本の近代登山の父と言われる、ウオルター・ウエストンが赤石岳に小渋川から登ったのは、1892年(明治25年)8月1日から25日と言われています。
国道の横の旧道に架かる橋、小渋橋。ここも初めてじっくり見てみました。小渋川に架かる橋です。
文化財なんですね。晴れていればここから赤石岳がばっちり見えます。
湯折ゲートこのゲートからは歩くことになります。今でもここを通過するのは、小渋川から赤石岳荒川岳を目的の方がメインです。右のゲートは、旧小渋の湯に至る道。
なんに使われていたかわからない建物。
小渋の湯の上を通っている林道のトンネルです。このトンネルの手前に湯折沢が流れています。
ヘッドランプはぎりぎり必要ないトンネル内部。
小渋川の流れ。
こんな標識
一瞬ビクッ・・・右岸の尾根から何かの気配を感じてびっくりしたのですが、地元のキノコ採りのおじさんでした。ほっ。
ご高齢だけど、足腰のしっかりしたおじさんはキノコ採りの帰り。ツガタケ(ほぼ松茸)ごっそり!25㎝位のやつをいただきました。
今は大井川、静岡県側の畑薙ダム経由で登ることの多い赤石岳、荒川岳ですが、昭和40年代の初めくらいまでメインルートは大鹿村の小渋川ルート。当時のガイドブックはほとんど小渋川ルートばかりです。ウェストンも、小島烏水も、深田久弥もこのルートからの赤石岳です。写真は大聖寺平です。湯折ゲートから小渋川に下り、幾度もの渡渉を繰り返してたどり着く、荒川と赤石の鞍部です。
赤石山頂の一等三角点と避難小屋。
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