雪山はきれいです。でも冬は里山の季節でもあります。広葉樹の葉が落ちて枝だけになり、見晴らしがとてもよくなります。大蔵経寺山から棚山に登り、兜山に下りた山行の第二弾です。非常に印象的な里山だったので、備忘録のつもりです。
大蔵経寺山を過ぎて、尾根は細かなアップダウンを繰り返して北西に延びています。906mの標高点の北のコルの標識。長谷寺(ちょうこくじ)は大蔵経寺山の北の谷あいの山の中のお寺。前回のブログの笈形焼(おいがたやき)のおおもとのお寺。行ったことはありませんが、FBのページもありました。
トレラン大会のあと
三ッ石、横根というのは地名です。地区名です。この尾根の末端には八人山572mというピークがあります。
白状します。地形図を持って行かなかったのでタブレットでの読図。枝の先端が現在位置で、上の写真ということになります。
これは甲府市が設置したと思われる道標。
道標横にはこんなものも。かなり細かな地名も記されていて、かなり参考になる資料です。出典は不明っぽい感じもしますが、紙のパンフレットもあるのでしょうか?
大蔵経寺山、棚山、兜山、ぐるっと回ると山梨市、笛吹市、甲府市という行政区画を通過します。ぐるっと回った感想は連携がないというものです。案内標識もばらばらで個性豊かです。そこがとても残念でした。登山道も整備されているのに、三つの自治体で連携をとればもっと人が入る山になると思いました。
三角点「鹿穴」、三角点名も鹿穴です。登山道は東の山腹を巻いています。
ムラサキシキブの紫色が鮮やかでした。
マツダランプはかつて真空管や電球を作っていたTOSHIBAのブランド。マツダランプがスポンサーとなって取りつけられた登山道標識。昭和30年代、40年代初めに設置されたと思われ、今よりもすごい登山、ハイキングブームだったかもしれません。
兜山がちょっと見えました。
ここから登山道を無視して、地形図の尾根を追ってみました。いくつかの小ピークを越えて、先ほどの甲府市の地図に書かれた「鞍掛峠」を目指しました。
鞍掛峠は山仕事の名残がプンプンしてました。 写真のえぐれは、馬だ通っていたのかもしれないし、人が伐採した木材を引いたのかもしれません。
お地蔵沢上流部の立派な杉林
そのまま尾根伝いに、棚山と太良峠を結ぶ主稜線に上がろうかと思いましたが、立派な道があったのでお地蔵沢という沢づたいの道を行ってみました。
シモバシラ、シソ科の多年草、冬に咲く氷の花ですね。
冬になると、枯れた茎の根元に「霜柱」のような氷の結晶ができるところからこの名になったそうです。(ふつうによく見かける”霜柱”とは別の自然現象)。
太良峠と棚山を結ぶ主稜線に出て来ました。尾根の向こう側が山梨市なので、山梨市役所の温井さん作の指導標も登場です。イラストチックのやつです。
気持ちのいい尾根。
「神峰かんぽう」と書いてありました。ここはポイントとなるピークです。
棚山三角点の点名は「高倉」となっていました。
棚山から南東にのびる尾根からほったらかしの湯に行けるようです。
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