淵ヶ沢山1076.2mは小武川の左岸のかなり低い所にあるピークで、もちろん登山道はありません。三角点名も「淵ヶ沢山」です。
登りだしは北杜市、宮ノ脇の新奥という集落のどんずまりにある諏訪神社でした。諏訪神社やたらとありますよね、全国に10,000はあるといわれています。「狩猟、漁業を守護する神社としても崇拝を受ける。これらは諏訪大社の山神としての性格を表している。」wiki です。
お社
裏にはこんなものも。養蚕が盛んな時代があったからです。ジャパニーズシルク。
やまおやじ
やまおやじとは、写真家の今森光彦さんが高島市マキノ町の雑木林にある萌芽更新を繰り返したクヌギの木を見て名づけたものです。薪や炭にするために伐採され、長年萌芽更新を繰り返してきたクヌギの木の幹のでっぷりとした姿は正にやまおやじそのものです。一般的には台場クヌギと呼ばれ空洞の中は木部が腐葉土となっているため、クワガタムシの産卵床になっているとか。
木が空洞になっているのに枯れないで生きているのは、木の構造から言うと木が成長する部分に当たる形成層の内側の木部のみが枯れていて、木が養分を運ぶ導管がある部分が生きているからです。
地形図に徒歩線はありませんが、昔の仕事道がしっかり残ってました。
馬蹄が転がっていました!
この窪みが昔の仕事道。
643.6mの三角点が「向原」、817.2mの三角点が「黒沢」
向原の三角点から北の沢に入りました。淵ヶ沢山を通って周回ルートにするために、淵ヶ沢山の一本北の尾根から登りました。
モチノキ科のソヨゴの赤い実。登った尾根も、下った尾根にもたくさんあった木。
林道「釜無川右岸線」に沿った尾根。
途中から恩賜林の境界標が出てきました。
林業架線跡
1076.2m 淵ヶ沢山山頂の三角点。
恩賜林 組合のみなさん、こいつは境界見出し標ではなく三角点なので赤ペンキなしでお願いします。
八ヶ岳がきれいでした。
尾根の様子
801m標高点の石祠
登りでわからなかった三角点「向原」、やっと見つけた。こんなに何も特徴がないただの斜面にあったりするんだ!と驚いた三角点でした。
こんな斜面です。ピークではありません…
新奥の諏訪神社に戻りました。写真は最奥の民家です。
淵ヶ沢山を北の尾根から周回して、約8km 4時間の行程でした。聞いた話では前評判がよかったのですが、イマイチの尾根でした。でも地図読みの勉強にはなると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿