四尾連湖から蛾ヶ岳に登った時、初めて廃村になった‘折門’集落を訪ねました。高地集落,山上集落,天空集落とか言われています。御坂山塊の西のはずれ三方分山から蛾ヶ岳にかけての常葉川、三沢川の源流近く、標高1000m前後にあったいくつかの集落です。
蛾ヶ岳からほぼ東、多少のアップダウンを繰り返しながら尾根の上を進んで太平山。直角に南に曲がって折門峠。いくつかの尾根上の小ピークを越えて下っていくと1031m標高点の手前の鞍部、「山神峠」という峠に出ます。木造の社が「皇太神社」(下部町誌より)
何の石碑なのかはわかりませんが、武田菱はわかります。
どんな峠道だったのでしょうか?折門の集落に下ります。
集落に近づいたら現れた六地蔵。隣は墓地でした。
昭和45年(1970年)に集団離村した折門集落。廃屋が見えました。
電気はどこから来ていたのか?なんともシンボリックな建物。
内部の様子。
1970年、僕は小学生でした。
臼の中はお米のようでした。もう45年以上経っているのに、つい昨日のような感じでした。
まだまだ調べないとならないのですが、ここを見てしまったら途中でもお伝えしたくなったのでした。
一番多いときは100人以上が暮らしていた、折門の集落。
下折門に移動します。ずいぶん前に人の営みがなくなったにもかかわらず、しっかりしたとレースが残っていました。
下折門の集落
廃屋
下折門集落を出るところで、転がっていた石を起こしてみたらこんな石仏。
この天空集落の人々の暮らし、今の時代からすれば想像もできない感じなんだと思います。僕も想像の世界です。集落といっても、車では行けなかった集落です。車道はないんでした。歩いて行くしかなかった天空集落です。
0 件のコメント:
コメントを投稿