お正月のダイアモンド富士で有名な竜ヶ岳です。
久しぶりの登山で、夏に向けてご自分がどこまで歩けるか試したいというご要望。無理はしたくないけど夏の山につながるような山行にしてほしい・・・難しいご注文です。
国道358号線を南へ。甲府から1時間くらいで本栖湖畔の駐車場が登山口です。ドライブしながら体調のこと、不安な足の様子、いろいろお話を伺いましたが医者ではないので、こうしたらいいんだというアドバイスの自信はありません。とりあえず時間がかかってもいいのでゆっくり歩き始めました。自分が可能な一番ゆっくりなペースで歩こうと決めました。驚きのペースです。ゆっくりにです。
おまけに2016年梅雨入り直後。空模様も気にしなくてはなりません・・・大室山と青木ヶ原樹海が広がりました。
前日の雨で少しスリッピ-な登山道。ゆっくり、ゆっくり、けっして呼吸が乱れないようにゆっくりと。
足和田山と青木ヶ原樹海。少し風も出てきて、雲も広がってきた感じです。
登り始めて半分くらいの緩傾斜帯。東屋があります。
小さな祠にお地蔵さん3体。
富士山の噴火で流れた溶岩が本栖湖に入って、熱さに耐えかねた湖の主の龍がこの山に登ったという伝説で、竜ヶ岳と呼ぶようになったとか。その龍を祀った祠です。
よく整備された登山道。歩くこと、登ることに専念できます。
風が少し冷たい山頂。ツエルトを張って風を避けての昼食。
ヤマボウシの木がたくさんありました。
春先にたくさんの人が訪れる芝桜の公園を見下ろします。
花たちが踊っているような感じです。この木が一番きれいでした。
標高が低いので、花は割と地味目のものばかり。山野草ということで同定が難しいです。
これはニガナ、食べられるそうです。
ヒメハギ。花が萩に似ているから付けられた名前。
ミツバツチグリ、だと思います。キジムシロ、オヘビイチゴみんなそっくりです。
もう花は終わってしまっていますが、この特徴的な葉っぱがとてもたくさんありました。
フイリフモトスミレ
ヨウシュコナスビ。ヨーロッパ原産の帰化植物。
心配された膝、腿の痛みもなく下山しました。標高差で600mを登って下りました。標準コースタイムより1.5倍の時間がかかりましたが、この夏登りたい山の算段はついたということでした。
よかった!お疲れ様でした!
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